2013年1月25日金曜日

デスクトップPC向けTrinity「A10-5800K」「A8-5600K」をレビュー。新世代APUの3D性能はどこまで向上した

?26%高いスコアを示しているので,Radeon HD 6600&6500シリーズのGPUには敵わないまでも,まずまずのスコアを示せているとはいえそうだ。  「Call of Duty 4 Modern Warfare」(以下,Call of Duty 4)におけるテスト結果がグラフ4となる。  Call of Duty 4は,メモリ周りの負荷が極めて低く,純粋にシェーダプロセッサ数やテクスチャユニット数がフレームレートを左右しやすいタイトルであるため,uggブーツ,VLIW4エンジンで実行性能の最適化を行ってきているTrinityのスコアがBF3と比べて相対的に良くなる。さすがにHD 6670と比べてしまうとA10-5800Kでも83?84%程度,A8-5600Kでは71?73%程度に留まるが,一方でA10-5800KはA8-3870Kの1.5倍以上,i5-3570Kの2倍以上高いスコアを示し,A8-5600KもHD 6570と互角の勝負に持ち込んでいる。古い世代のゲームエンジンを前にすると,Trinityの3D性能にはかなり期待できる印象である。  一方,高解像度テクスチャパックの導入によってグラフィックスメモリ周りの負荷が高くなっている「The Elder Scrolls V Skyrim」(以下,Skyrim)だと,A10-5800KはHD 6570を上回るのがやっとで,Diablo iii Gold,HD 6670には遠く及ばない(グラフ5)。  ただ,グラフィックスメモリをメインメモリと共用するA8-3870Kやi5-3570Kとのスコア差はむしろ開いており,純然たるGPU性能で,既存のAPUやグラフィックス機能統合型CPUに対して格の違いを見せつけているとは言えそうだ。  また,A8-5600KがA8-3870Kに対して40?47%程度,i5-3570Kに対して140?142%程度高いスコアを示している点にも注目しておきたいところである。  3D性能だけでなく,GPGPU性能も同時に見ることになる「Sid Meier's Civilization V」(以下,Civ 5)のスコアがグラフ6だ。  ここでのスコア傾向はSkyrimに近い印象で,A10-5800KのスコアはHD 6670の71?73%程度。A8-5600Kは同62?63%程度に留まる。ただ,LlanoやHDG4000に対しての優位性は揺らいでいない。 A10-5800Kの消費電力はA8-387K+10W程度かA8-5600KはA8-3870Kと同程度に収まる
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