2013年1月22日火曜日

いったい何が飛び出してくるのか。黒田幸弘氏,南治一徳氏,伊藤龍太郎氏が,クラウドファンディングを利

。すぐ電源が入ってすぐオフにできて,っていうと,やっぱりそういうことに向いたゲームになってくるという感じで。  今のソーシャルゲームって,キリの良いタイミングで遊べるようになっているので,そのへんは遊び方に合わせてゲームがデザインされていると思います。PlayStation 3で始めて,1分くらいでステージが終わったら「ええっ!」ってなりますけど(笑)。「1時間くらい遊ばせてよ」みたいな。 伊藤氏:  ただ,昔のアーケードゲームは100円で3分遊ばせるものでした。100円で3分以上粘られちゃうと店の儲けにならない。僕がゲーム業界に入ったばかりの頃は,アーケードがまだ強かったですから,上の人に「100円で3分だろ」という話をさんざん聞かされました。 :  作り手の好き嫌いもありませんか。例えば「そんな簡単に終わらせるようなゲームを作るのはイヤだ」とか。 南治氏:  それは考えたことがないですね。「どんなものがいいだろう?」と考えることのほうが多いと思います。つまり,アートな感じではなく,どっちかっていうとゲームをデザインしているというか。  例えばこの机とかも工業デザインで出来ていると思うんですけど,机の高さや天板の色,形などには,ちゃんと理由があると思うんです。でもこれがアートで作られた机だと,もう理由はいらないんですよ。美しければ,それでいい。  僕達はゲームのデザインをやっているので,理由を積み重ねていって,それがゲームになる。……でも実にアートなゲームを作る方もいらっしゃるので,人によるとは思いますけど。 伊藤氏:  多様性はいろいろあって然るべし,ですよね。 南治氏:  アートなゲームで凄いものもいっぱいありますからね。 伊藤氏:  僕は最近ね,ゲームをまったくやってない……(笑)。だから,最新のタイトルからは遅れてますよね。最近すごく反省してます。 :  プレイをしなきゃイカン,と。 伊藤氏:  そうですね,アイオン RMT。でも,「プレイをしなきゃイカン」となっちゃイカンですよね。本当だったら,そんなこと考えずに「あーこれ面白そう」って始めるべきで,もともとはそうだったはず。 南治氏:  分かります。大作系の,リネージュ2 RMT,時間のかかるものは敬遠してしまう。 今の日本のゲーム業界が失ったもの 伊藤氏:  ゲーム業界も最近,寂しいですよね。ゲーム業界だから許されていたものがどんどんそぎ落とされていって,基礎研究も含めて余裕がない状態へ追い込まれていくと,やはり表現系が支えられなくなる
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