。感覚的なリアルさ,とでもいいましょうか。 : でもあれほどの存在感を打ち出せるのであれば,机上の話でおかしい部分があったとしても何も問題はないと思います。 上田氏: 本当ですか? そう感じていただけると一番嬉しいです。 : そう思っていただけるとこちらも嬉しいです。 上田氏: 今回一番やりたかったのはそこですから。 もちろん,ゲームのやり応えであるとか,レベルデザインであるとか,ゲームそのものを構成する要素というのはいろいろとあると思うんですけど,今回一番やりたかったものは,新しい生物の創出,だったんですよ。 : であれば,現時点ですでに確実にその目的は達成されつつあるんじゃないでしょうか。 上田氏: でも僕自身は,もっともっと,やらなければいけないことがあると思ってるんです。 : まだありますか。 上田氏: まだまだありますね。不自然なところはもっと排除していかなきゃいけないですし,動物ならではの動きとか生態とか,そういったものも,もっと表現したいですし。 存在しない生き物をゼロから作る 大鷲のオリジナルは猫だった : あぁこれは犬の挙動かな,これは鳥だな,とかいろいろと見ていて面白いんですが,大鷲を作っているときに,何か「想定」している生き物はありますか? 上田氏: 一番近いのは猫ですかね。主にゲームデザイン的な整合性からくるものなんですけど,例えば本物の犬っていうのは,高いところにジャンプしたりできないじゃないですか。 : あ,なるほど。ゲームの中に無理なく溶け込ませるためには,柔軟な動きができることがまず前提なんですね。 上田氏: そうです。猫のほうが好きとかじゃなくて,その元となっている動物の持つ身体能力的な部分によるところが大きいんです。 : 猫はそのあたり非常に高いですからねえ。 上田氏: ええ。もちろん鳥の要素とかもありますし,そういった「馴染み深い」生き物をいろいろとミックスさせている感じですね。 : 一挙手一投足が,どこかで見たような,リアリティあふれる,かつ愛らしい挙動になってますよね,ugg 偽物。ゲームをしない動物好きの知人にムービー見せちゃいました,思わず,ムートンブーツugg。 上田氏: 今回のテーマは「動物」っていうのがまずあるんですけど,動物をテーマにすると,そういう部分ではアピールできるのは大きいですよね。 : 言われてみれば確かにそうですね。 上田氏: あまりゲームをやったことがない人もさることながら,ゲームは好きじゃないし動物も全然好きじゃない人っていうのは少ない……と思うんですよね
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