Ubisoft Entertainmentが2007年(PC版は2008年)に発売した「Assassin's Creed」(//)は,ゲームではあまり見かけない12世紀末の中近枻趣いΕ恁暴`ションと時代を背景に,謎の教団に属する一人の暗殺者を主人公にしたアクションゲームだ。広大な地域や都市が緻密に作り込まれたスケール感と,レベルの高いグラフィックス,そして主人公アルタイルをダイナミックに操るゲーム性からかなりのヒット作となったのは記憶に新しい,Diablo 3 Gold。 続編の話題はAssassin's Creedがリリースされる前からあり,三部作になる予定であることなども予告されていたが,その内容は2009年4月に,あまりはっきりしなかった。もっとも,公開されたサイトにもイメージムービーがあるだけだったので,要するに今回のE3 2009がほぼ初お披露目ということだ。 E3会場のUbisoftブースでは,「Tom Clancy's Splinter Cell Conviction」(/)と同じように,招待客だけが入れるエリアが設けられ,直接プレイはできないが,画面を見ながら担当者から説明を聞けたので,その内容を紹介しよう。 「Assassin's Creed II」(//,以下AC2)の舞台は,予想どおり15世紀のイタリアで,ルネサンス華やかなりし時代だ。主人公は若き貴族,Ezio Auditore da Firenze。ストーリーについてはまだ明らかにされていないが,ブーツ アグ,前作のような暗殺教団は存在しておらず,Ezioは家族から暗殺の手ほどきを受けたという。ここまで時代のかけ離れた“続編”も珍しく,主人公もまったく別人だが,前作のプレイヤーなら仕掛けはご存じのとおり。 「これは復讐の物語だ」と語るのは,説明を担当してくれたレベルデザイン責任者(Technical Director of Level Design)のChris Weiler氏。「前作では,暗殺のミッションを教団から受け,終わると報告のために戻っていたが,これだけでは単調だ。また,暗殺を成功させるための情報収集の手順が決まっていたが,それはやめることにした。ミッションはもっと自己完結的で,さまざまな方法が考えられるものになる」とのこと。 つまり,ゲームに慣れるにつれて作業になっていく,という前作最大の批判に応えるシステム変更が行われたというわけだ。ストーリーは基本的に大きな流れに沿ったものだが,いろいろな分岐が用意されており,どのように展開するかはプレイヤー次第
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